2005年09月15日
遅刻しそうなのでちゃっちゃと。
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ここは某ヒルズのようなタワービル。開放的な空間と新しい匂い(匂いませんがね)。訪れている多くの人、中でも「風船を持った子どもを連れた家族」が目立ちます。
理由は簡単で、吹き抜けの天井に渦巻く空間へ風船を吸い込ませるとお菓子が降って来るイベントが開催されていたからです。床のポップコーンを避けながら、私は商談相手に会うために奥のエレベーター群へ向かいます。
そこは家族連れの熱気とかけ離れた寂しさで、空気の色がグレーがかっています。エレベーターは3基あり、私はNo.2と記された真ん中のが降りてくるのを待ちます。
薄いオレンジ色の表示ランプが「7」→「1」に替わりドアが開きます。近付くとそこには一人のみすぼらしい男性が乗っていたので、私は
「すみません」
と言って、ドアの前から下がります。そして男性は乗ったままドアが閉まり、再度昇っていくのです、このエレベーター。
仕方なく、また降りてくるのを待ちます。両隣のNo.1、No.3は1Fに停まっているのに、どうしてもNo.2に乗らなくてはいけない気がしたのです。
さほど待たずにランプが「7」→「1」になったので、慎重に扉の向こうを覗くと、まだ男性が乗っています。またまた私は
「すみません」
と言ってやり過ごします。
このビルの裏ルールに、「エレベーターにはなるべく一人で乗る事」というのがあり、それを知っているのを誇りに思っていた私はどうしても同乗出来ないのでした。
またまた待っているのですが、ドアの脇にある「△▽」ボタンが無い事に気付きました。しかしそれは私のジャケットの内ポケットに入っているのを思い出し、慌てて取り出します。ボタンにはアンパンマンのようなキャラクターが描かれています。
このあたりでモルフェウスは記憶を閉ざします。